女性の健康やライフスタイルの悩みのお助け、FemTech(フェムテック)
最近よく聞く、フェムテック・フェムケアという言葉。
英語で表記される、FemTech FemCare がそのままカタカナ読みになっていて
FemTechはfemaleとTechnology、FemCareはfemaleとCareを掛け合わせた造語です。
その意味するところは、
女性の健康やライフスタイルの悩みに応える製品やサービスです。
女性特有の健康のお悩みとは、
妊娠出産などのライフイベントのほかにも、
毎月訪れる生理痛やPMS、年齢に伴う更年期による心身の不調やゆらぎがあります。
実際、悩んでいる人も多く
生理痛のある人は、20代で95%。30代で85%。40代で80%。
3人に1人がヒドイ生理痛で悩んでいるという調査もあります。
https://seiritsu.jp/questionnaire/herstory.php
PMS中等症以上が180万人、
更年期の症状に悩む人はプレ更年期~更年期世代で55-60%
というデータもあります。
これほど多くの女性が悩んでいると知るだけでも、
「私だけじゃない」「私だけが特別ではない」と
少しほっとされる方もいるかもしれませんね。
私自身も、ずーっと、女性ホルモンのゆらぎには
悩んできました。
PMSもひどくて、生理が始まるとほっとするぐらい。
気持ちはダウンして欝っぽくなるし、
食欲が増加して体重は増えるし、むくむし
肌荒れで吹き出物が必ず現れるし。
生理の方がまだマシ、といいながらも
1・2日目の量がすごくて、
夜用長時間のタンポンと生理用ナプキンを重ねても
2時間おきには替えないと、ぱんぱんになってしまう。
生理痛だけでなく、漏れやしないかの不安も合わせての
不快感マックスの中で過ごすしんどさ。
妊娠中も、つわりがひどくて、
何も食べられないどころか、水も飲めなくなり、
それでも胃液を吐き続ける・・・2回も入院。
そのほかいろんな病気の可能性が現われたりで
出産までも気苦労が絶えず。
出産後も、顔じゅうに吹き出物ができて真っ赤に腫れ、
肌荒れがこれまでになくひどくなったり。
(The LADY.を立ち上げた理由です)
2人目がなかなか授かれず、不妊治療に通った日々も辛かった・・・。
これら不調をぜ~んぶ、思いっきり経験している私は
女性の大変さを心から理解し、共感しています。
症状や、その程度は、本当に人それぞれですから。
女性は、生理が始まって以降、閉経してもずっと
女性ホルモンの変化によって
女性の心やカラダやお肌に様々な不調が起こります。
さらに困ったことに、
わたしたち女性は、これら不調に対処するだけでも大変なのに、
これら心身の不調によって、
「仕事に集中できない」「ついイライラして強い口調になってしまった」「疲れて仕事が進まない」
など対人関係や仕事のパフォーマンスに不安を感じたり、
私のせいで・・・申し訳ない・・・と自責の念にかられたり、
仕事への意欲、自信、パフォーマンスやキャリアの継続に影響が起きます。
実際、PMSによる仕事への支障を感じる人は80%以上、
PMSで昇進を辞退しようと思ったことがある人は60%以上、
更年期障害の症状により昇進の辞退を考える人は67%もいるというデータもあります。
私が企業に「女性の活躍の研修」で伺うと
「PMS症状がひどいのですが、上司も男性で、同僚も含め周囲に男性しかおらず、相談できずしんどいです」
「昇進の打診をもらったのですが、更年期症状がひどくなってきて、精神的にも肉体的にも自信がありません」
というご相談もいただきます。
だから、女性特有の健康のお悩みのケアをすることは、
日々の生活を「しんどい」から「ごきげん」にするのはもちろん、
キャリアライフやプライベートライフを充実させ
素敵な未来につなぐためにも大切なのです。
そしてそれは、社会の平和にも繋がるのですね。(大げさでなく 笑)
気分の落ち込みや体の痛みなど、更年期にあらわれる症状が原因で仕事を辞めざるを得なくなる、
いわゆる「更年期離職」を経験した人は、今の40代と50代で57万人に上るとみられ、
それに伴う経済損失は年間でおよそ6300億円に達するという推計もあります。(日本女子大学の周燕飛教授)
だから私は本気で、女性が笑顔の社会は平和だ、と信じています。
たくさんの女性が毎日ごきげんに、笑顔で過ごせますように。
私の、フェムテックブランドThe LADY.で支えたい、想いです。
By Rita