更年期に太る原因とは?
食べてないのに太る・・・
「気をつけているのに体重が増えてしまう…」「若い頃と同じ生活なのに、なんでこんなに太りやすくなったの?」
更年期に差し掛かると、多くの女性が「太りやすくなった」と感じます。かつては食事を少し調整すればすぐに戻った体重も、今ではなかなか落ちない…。そんな経験、ありませんか?私も同じです。更年期まっただ中のメノポーズカウンセラーとして、そして当事者として、その悩みが痛いほどわかります。
でも、大丈夫。太る原因を理解し、適切なケアをすることで、更年期を迎えても健やかで美しく、自分らしく過ごすことができます。本記事では、更年期に太りやすくなる原因と、今すぐできる対策をお伝えします。

なぜ更年期に太るの?主な原因
女性ホルモン(エストロゲン)の減少
「40代後半になった途端に、太りやすくなった気がする…」と感じる方は多いです。その原因は、女性ホルモンの変化にあります。
エストロゲンは、脂肪の代謝を促し、筋肉量を維持する役割を持っています。しかし、更年期に入るとこのエストロゲンが急激に減少。以下のような変化が起こります。
- 脂肪が燃えにくくなる → 食事量が変わらなくても、余ったエネルギーが脂肪として蓄積しやすくなる。
- 筋肉量の低下 → 筋肉が減ることで基礎代謝が落ち、消費カロリーが減少。
- 自律神経の乱れ → ストレスホルモンが増え、脂肪がつきやすくなる。
結果として、脂肪が燃焼しにくくなり、特にお腹周りに脂肪がつきやすくなります。

その他の原因
- 基礎代謝の低下 「昔より食べる量は変わっていないのに太る」というのは、基礎代謝の低下が原因かもしれません。筋肉量が減少し、エネルギー消費が少なくなることで、体重が増えやすくなります。
- ストレスと自律神経の乱れ 更年期は、心の変化も大きい時期。「急にイライラする」「気分が沈む」といったストレスが、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を促し、食欲を増加させてしまいます。
- 睡眠の質の低下 更年期には「眠りが浅い」「夜中に何度も目が覚める」という声が多く聞かれます。睡眠不足は食欲を増すホルモン(グレリン)を増加させるため、甘いものや炭水化物が欲しくなり、太りやすくなってしまいます。
- 腸内環境の乱れ 腸内フローラ(女性の健康に重要な腸内細菌のバランス)が乱れると、栄養の吸収や代謝が低下し、太りやすくなることがあります。
更年期太りを防ぐ!今すぐできる対策
1. 代謝を高める「リンパケア」
更年期は、体内の水分代謝が滞りがち。老廃物がたまりやすくなることで、むくみやすくなり、それが太って見える原因にもなります。毎日、お風呂でやさしくリンパを流すケアを取り入れましょう。

2. ホルモンバランスを意識したケア
デリケートゾーンの適正なpH値に整えることも重要。デリケートゾーンの環境が整うことで、代謝がスムーズになり、体の巡りがよくなります。また、ホルモンバランスが整うと、心身の安定にもつながります。

3.和漢薬膳的アプローチ:発酵食品と植物由来の成分を活用
体の内側から整えるためには、発酵食品や和漢の知恵を活用した食事が効果的です。
- 発酵食品(納豆、キムチ、ヨーグルト)で腸内環境を整え、脂肪の燃焼を促す。
- 植物由来のポリフェノール(ハーブティーやローズヒップ)で抗酸化作用を高め、代謝を促す。

4. 睡眠の質を高めるアロマケア
「寝る前にスマホを見てしまう…」そんな方は、ぜひ寝室にアロマを取り入れてみてください。ラベンダーやベルガモットは自律神経を整え、深い眠りをサポートしてくれます。

私たちは一人じゃない。一緒に乗り越えていこう!
更年期の変化は、誰にでも訪れるもの。決して「自分だけが太ってしまった」と悲観する必要はありません。
「私も同じ」「一緒に乗り越えよう」——そう思える仲間がいることが、何よりも心強いものです。

私も更年期まっただ中。試行錯誤を繰り返しながら、体と心に向き合っています。私たちの体は変わるけれど、それは決して悪いことではありません。新しい自分を受け入れ、今まで以上に美しく健やかに生きていくための準備期間なのです。
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