50代女性必見!ワイン2杯でも不健康!?更年期世代女性の健康と飲酒の関係-飲み過ぎリスクと賢いセルフケア
はじめに
1. 最近わかったこと
2. 50代女性の飲酒が不健康という事実
3. ワイン2杯でも危険な理由
4. 飲酒と女性の健康の関係性
5. 乳がんリスクなど女性特有の健康との関係性
6. お酒は眠りに逆効果!?女性をもっと美しく健やかにするセルフケア
7. よいお酒の飲み方
まとめ
はじめに
最近の研究によると、50代の女性の不健康な飲酒が増加していることがわかりました。これには、生活習慣病や乳がんなど、女性特有の健康リスクが伴います。本記事では、50代女性の飲酒が健康に与える影響、特にワイン2杯でも危険な理由について詳しく解説し、女性が健康を維持しながらお酒を楽しむための方法を紹介します。
1. 最近わかったこと
厚生労働省が発表した飲酒ガイドラインによると、女性が健康リスクを避けるためには、1日あたりの純アルコール摂取量を20グラム以下に抑える必要があります。これは、ビール中ジョッキ1杯、ワイン小グラス2杯に相当します。このガイドラインが示すように、50代の女性は特に注意が必要です。
今年2月に公表された「飲酒ガイドライン」は、「飲酒による疾患への影響は個人差がある」としたうえで、「飲酒の影響を受けやすい体質を考慮する必要がある場合などには、より少ない飲酒量(純アルコール量)とすることが望まれる」としています。そのうえで、より少ない飲酒量の目安を考える計算式は、
純アルコール量はお酒の「摂取量」「アルコール度数」「アルコールの比重(0.8)」を掛け合わせて計算します。
女性の目安である20グラムは、度数5%のビール500ミリリットル(ロング缶1本や中瓶1本、中ジョッキ1杯)、同7%の酎ハイで350ミリリットル(缶1本)、同12%のワインで200ミリリットル(小グラス2杯程度)にあたります。大手ビール各社は缶のビールやチューハイなど、ほとんどの商品に純アルコール量を表示しているので、参考にできます。
2. 50代女性の飲酒が不健康という事実
東京都の調査では、生活習慣病リスクを高める量のお酒を飲む女性の割合が、男性を上回っていることが明らかになりました。「50代の女性において、その割合は8.9%から16.8%に倍増しており、特に社会進出を果たした女性にその傾向が強く見られます。仕事や飲み会でのストレス解消としての飲酒が増えた結果、健康リスクが高まっているのです。」としている記事もあります。という一方で、「特に家庭での飲酒は、ストレスからの解放感もあり、飲み過ぎやすい環境にあります」という言及もあり。
結局、女性は外でも家でもストレスフルということなのでしょう。
3. ワイン2杯でも危険な理由
ワイン2杯でも危険な理由は、女性の体がアルコールを分解する速度が男性に比べて遅いためです。同じ量のアルコールでも、女性の体にはより大きな負担がかかります。これにより、肝疾患やアルコール依存症のリスクが高まるだけでなく、乳がんの発症リスクも増加します。
4. 飲酒と女性の健康の関係性
女性の飲酒は、肝疾患や心血管疾患、乳がんなどのリスクを高めることが知られています。新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務や家事のストレスから飲酒量が増えた女性も多く、アルコール関連の病気による入院率が2倍に増加したとの報告もあります。
飲酒量が多いかなと思う女性はもちろんですが、たしなむ程度でも、上記のように体への負担や影響がどれくらいあるかは一概に量だけでは測れません。
また、女性は30代以降、女性特有の病気のリスクをはじめ、さまざまな不定愁訴で日々なんとなく調子が悪いを当たり前に我慢しながら過ごす人も多いので、意識的に、健康診断や婦人科での検診を受けるようにしましょう。特に、企業から半ば強制的に受けさせてもらえる健康診断がある正社員とは違い、自ら機会をつくならいといけない非正規社員や専業主婦の女性は、なおざりにしてしまいがちなのではないでしょうか。通常の健康診断メニューをすべて網羅せずとも、定期的に婦人科にいって診てもらうことで、自身の体や健康を観察することをおすすめします。
5. 乳がんリスクと女性特有の健康との関係性
アルコール摂取は、女性ホルモンであるエストロゲンのレベルを上昇させ、乳がんのリスクを高めるとされています。特に、50代の女性はホルモンバランスの変化が起きやすく、乳がんリスクがさらに高まります。。特に、飲酒習慣が長期間続くと、そのリスクはさらに高まります。
特に40-50代の女性は、プレ~更年期症状も出やすく、心身共に不調を感じます。イライラや気持ちの落ち込みも多くなります。めぐり不足で体を重く感じることも多くあります。そのため、アルコールの力を借りることで、そのような不調を少しでも軽減しようと思われる方もいらっしゃると思います。適度なアルコールは、それらの不調の軽減をサポートしてくれますし、赤ワイン1杯は女性特有の健康にとってよいという学説もあります。先の「飲酒ガイドライン」にもあるように、より少ない飲酒量で、女性特有の不調もケアしながら、健やかに過ごしたいですね。
6. 賢いセルフケア方法でリラックスタイム
先にお話ししたように、40-50代の女性は、外でも家でもストレスを感じやすい環境にいますし、女性ホルモン変化によるプレ~更年期の200-300種類ともいわれる「なんとなく不調」の不定愁訴に悩む方もたくさんいます。そんなストレス解消や不快症状をケアする方法として、飲酒以外の方法があります。
40-50代の女性は眠りに関する悩みを感じやすいときでもあります。眠りに入りやすいように、またぐっすり眠れるように、と飲酒をする方もいらっしゃるかもしれません。しかし「良い眠り」には逆効果です。最初はリラックス効果をもたらし、入眠を促進しますが、アルコールの代謝が進むにつれて、その作用が逆転し、興奮状態を引き起こします。このため、夜中に目が覚めたり、眠りが浅くなったりします。また、アルコールはホルモンにも影響があり、睡眠を促進するホルモンであるメラトニンを抑制し、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが上昇するため、睡眠が浅くなり、夜中に目が覚めやすくなります。
つまり、眠りのためにも飲酒量は減らし、特に就寝前の飲酒は控えるほうがベターです。
そんな眠りのサポートができるセルフケアの方法として、アロマがお勧めです。夜はリラックスするアロマ、昼はしゃきっとするアロマを使い分けることで、昼と夜のリズムの切り替えがうまくいき、昼はセロトニン夜はメラトニンの切り替えもスムーズになることにより、眠りのリズムも整いやすくなります。
また眠りの前には、5分間でも瞑想したり、リラックスする時間をもつことを習慣化しましょう。習慣化のサポートとしてもアロマはおすすめで、とくに夜の入眠前のリラックスタイムを促進してくれる、ラベンダーやCBDを活用してみましょう。
女性を心地よくする香りとして、ローズもおすすめです。ローズオイルやローズ美容液など、化学的でない自然由来のナチュラルな香りを取り入れるようにしましょう。
また、適度な運動や趣味の時間を持つことも、ストレス解消に効果的です。
7. よいお酒の飲み方
女性が健康を維持しながらお酒を楽しむためには、適度な飲酒量を守ることが重要です。以下のポイントに注意してみてください。
- 1日あたりの純アルコール量を20グラム以下に抑える。
- アルコール度数の低い飲み物を選ぶ。
- 飲むペースをゆっくりにし、飲みすぎを防ぐ。
- 飲み過ぎない習慣をつける( 週に2日は休肝日を設ける)
- 水分補給を心がける(アルコールと同じ量の水を飲む)
- 食事と一緒に飲む(アルコールの吸収を遅らせることができます)
ストレス解消や不快症状をケアする方法として飲酒以外のセルフケアの方法も取り入れて、少なめの飲料を心がけましょう。
まとめ
50代の女性は、飲酒のリスクを理解し、健康を維持するために適度な飲酒を心がけることが重要です。定期的な健康診断を受けることが難しい場合でも、自分自身の健康に注意を払い、ストレス解消法としてアロマや趣味を取り入れることで、健やかな生活を送ることができます。
女性特有の健康リスクに対する理解を深め、適切なセルフケアを実践することで、健康で幸せな生活を送りましょう。