認知症は20年前から？認知症は質の良い睡眠で防げる！？
The LADY.編集部20年前から認知症のリスクがはじまっているという衝撃的な報告があります。この現象には様々な要因が関与していますが、その一つが睡眠の質の低下と関連しているとされています。では、なぜ睡眠が認知症と関係しているのでしょうか。
認知症とは
認知症は、加齢とともに進行し、日常生活における認識、思考、判断、記憶などの能力が障害される疾患です。多くの場合、60歳以上の高齢者に見られますが、早期発症型認知症では40歳代からも発症することがあります。アルツハイマーやレビー小体型認知症など、さまざまな原因によって引き起こされます。
認知症の原因は、脳のごみ（アミロイド）
認知症の主な原因の一つとして注目されているのが、脳内に蓄積する「アミロイド」というタンパク質です。アミロイドが過剰に蓄積することで、脳の神経細胞がダメージを受け、認知機能が低下します。アミロイドの蓄積は、年齢と共に進行し、数十年かけて形成されることが知られています。
つまり、認知症が発症する数十年前から、その原因は始まっているのです。
アミロイドの溜まる原因は睡眠の質の悪さ
睡眠の質の低下が認知症の原因の一つとされています。十分な質の高い睡眠を得ることができないと、脳がアミロイドを適切に排除する機会が減少し、蓄積しやすくなります。睡眠不足や睡眠障害は、アミロイドの蓄積を促進する可能性があります。だから、30－40代の頃から、認知症予防のためにも、質の良い睡眠を心がけることが大切です。
睡眠の質をあげる方法（セロトニンとメラトニンの切り替え）
睡眠の質を向上させるためには、セロトニンとメラトニンの切り替えを整えることが重要です。セロトニンは昼間に活発に分泌され、覚醒状態を維持します。一方、メラトニンは夜間に分泌され、睡眠を誘導します。昼と夜の切り替えがスムーズでないと、睡眠の質が低下し、アミロイドの蓄積につながります。
アロマのチカラで昼と夜を切り替える
睡眠の質を向上させるために、アロマセラピーが有効です。特に、朝昼用と夜用の2本を使い分けることで、昼間の活動やリラックス、夜の眠りに適したアロマを使うことがポイントです。昼はローズマリーやペパーミントのようなスッキリとした香り、夜はラベンダーやカモミールのようなリラックス効果のある香りを選ぶことで、心と身体を切り替えて質の高い睡眠を促します。
認知症予防と快眠の成果を得たアロマの論文
実際に、アロマセラピーが認知症や睡眠障害に対して有効であるという研究報告もあります。アロマの香りが脳に直接作用し、リラックス効果や睡眠の質の向上に寄与するとされています。
アロマで睡眠ケア
アロマセラピーを取り入れた睡眠ケアは、認知症予防や健康な睡眠の促進に効果的です。定期的にアロマを使用してリラックスし、良質な睡眠を得ることで、認知症リスクを低減しましょう。
睡眠と認知症の関係は深く、その解明は今後の課題です。しかし、アロマセラピーがその一助となることは間違いありません。しっかりと睡眠をとり、アロマの香りに包まれて、健康な脳と身体を保ちましょう。
