更年期と認知症リスク ~アロマで心身の健康を支える~
更年期を迎えたあなたへ。あなただけではない、その不安と悩み。
「最近、物忘れが増えた気がする」「言葉がすぐに出てこない」「何をしようとしたのか忘れてしまう」——こんなこと、ありませんか?
40代に入ると、ホルモンバランスの変化とともに体調の変化を感じる方が増えます。「更年期って、こんなにしんどいものなの?」と戸惑うことも。さらに、「認知症が気になり始めた」「このまま進行したらどうしよう」と、不安に感じる方も少なくありません。

実は、40代から脳の健康を意識することがとても重要だと言われています。特に、更年期の女性は「脳のゴミ」と呼ばれるアミロイドβが蓄積しやすく、認知症のリスクが高まることが明らかになっています。また、ホルモンの変化によって睡眠の質が低下することも、脳の健康に大きく影響します。
でも、大丈夫!正しい知識を持ち、日々のケアを取り入れることで、脳の健康を守りながら快適に過ごせます。その鍵のひとつが「アロマセラピー」。

香りの力で脳をリフレッシュし、更年期の不調を和らげながら、毎日をごきげんに過ごす方法を見ていきましょう。
「認知症リスク」~早期対策としてのアロマ~
鳥取大学医学部の研究によると、更年期を過ぎるとアルツハイマー型認知症(AD)のリスクが増加し、特に「脳のゴミ」と呼ばれるアミロイドβが蓄積されやすくなることが分かっています。
「最近、物忘れが増えた気がする…」と感じるのも、このアミロイドβの蓄積が一因かもしれません。
さらに、女性ホルモン(エストロゲン)の減少は睡眠の質を低下させることが知られています。深い眠りが減ることで、アミロイドβの排出がうまくいかず、認知症リスクが高まる可能性があります。
最新の研究では、アロマセラピーがこのリスク低減に役立つことが示唆されています。嗅覚を刺激することで脳が活性化し、記憶力や集中力の向上に効果が期待できるのです。
アロマの力で、心と脳を守る
浦上克哉教授(鳥取大学医学部)の研究では、アロマセラピーが嗅覚機能を改善し、記憶機能にも良い影響を与えることが報告されています。
特に、認知症の初期症状は嗅覚障害から始まることが多いのです。嗅覚が鈍くなると、脳の健康にも影響が出るため、早めのケアが大切です。
そして、そのケア方法として有効なのが「昼と夜のアロマの使い分け」。

昼間のアロマ(集中力・記憶力UP)
- ローズマリー× レモン(2:1の割合)
- 脳を活性化し、集中力を高める
- 記憶力向上にも効果的
仕事や家事の合間に取り入れることで、頭がスッキリし、気分も前向きになります。

夜のアロマ(リラックス&睡眠の質向上)
- ラベンダー × スイートオレンジ(2:1の割合)
- 副交感神経を優位にし、心を落ち着かせる
- 良質な睡眠を促し、脳の回復を助ける
アミロイドβは、睡眠中に脳から排出されることが分かっています。つまり、質の良い睡眠をとることが認知症予防につながるのです。

今日からできる!アロマで心身の健康をサポート
「アロマって興味あるけど、どうやって取り入れればいいの?」
そんな方のために、簡単に始められる方法をご紹介します。
1. ロールオンアロマを持ち歩く
外出先でもサッと使えるロールオンタイプのアロマを活用。手首やこめかみに塗るだけで、気分転換やリラックスに。

2. スキンケアグレードのアロマを活用し、セルフマッサージ
スキンケアにも使えるアロマオイルを選び、ボディやフェイシャルマッサージに取り入れましょう。

3. ディフューザーで香りを拡散
精油をディフューザーで部屋に拡散させるだけ。昼はローズマリー&レモン、夜はラベンダー&オレンジの香りで、自然に脳のリズムを整えましょう。
4. ハンカチやティッシュに精油を垂らして持ち歩く
仕事中や外出先でも、香りを感じることで気分をリフレッシュ。集中したいとき、リラックスしたいときに使い分けましょう。
5. お風呂に数滴垂らしてリラックス
湯気とともに香りが広がり、一日の疲れを癒やしてくれます。

まとめ ~更年期は「自分を大切にする」チャンス!~
更年期は決して「終わり」ではなく、新しい自分を発見するタイミング。
アロマを上手に活用すれば、心身の不調を軽減しながら、日々をもっと健やかに過ごせます。
「最近ちょっと不調だな」「物忘れが気になるな」そんな時こそ、香りの力を試してみませんか?
知識を持ち、ケアを続けることで、未来の自分をより健康で美しく保つことができます。
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