更年期のイライラ ~余裕がない日も簡単セルフケアでごきげんに
イライラが止まらない・・・
「最近、ちょっとしたことでイライラしてしまう。」
「家族にきつい言い方をしてしまい、後で後悔する。」
「こんな自分がイヤになる…。」
「前はこんなことで怒らなかったのに…。」
こうした気持ちを抱えている女性は、実はとても多いです。
私自身も、更年期に入ってから感情のコントロールが難しくなり、家族とぶつかることが増えました。この記事では、メノポーズカウンセラー、女性バランスプランナー、和漢薬膳師として、たくさんの女性のお悩みに寄り添ってきた経験と、現在は自分自身も更年期真っ只中のリアルな体験を交えながら、更年期特有のイライラの原因や向き合い方、具体的なセルフケア方法をご紹介します。
女性たちのリアルな声:「こんな自分が嫌になる」
「更年期のイライラ」は、多くの女性が経験する症状の一つです。
例えば、こんな声をよく耳にします:
- 「仕事で後輩にミスを注意したら、予想以上に声を荒げてしまった。反省しても、また同じことの繰り返し…。」
- 「子どもが些細なことで騒いでいると、我慢できずに怒鳴ってしまう。ダメな母親だなと思う。」
- 「夫に当たってしまい、距離ができている気がする。」
- 「とにかくイライラする。何もなくてもイライラしてる。」
これらの言葉に心当たりがある方も多いのではないでしょうか?実は、こうしたイライラは「あなたの性格のせい」ではなく、ホルモンバランスの変化が原因なのです。
私の体験談:イライラが家族に波及してしまう日々
更年期に入ってから、些細なことで感情的になり、つい言い方がきつくなってしまうことが増えました。ある日、子どもが宿題をやらずにゲームをしているのを見て、思わず怒鳴ってしまいました。その後、子どもは反発し、夫も私の態度を注意。家の中がピリピリした雰囲気になり、「こんな環境にしてしまったのは自分だ…」と自己嫌悪に陥りました。
夜、一人で泣いて「どうしてこんなに余裕がないんだろう」と悩む日もありました。でも、そんなときにふと思ったんです。家族のためにも、まず自分をケアする必要があるんだと。
なぜ更年期にはイライラしやすくなるの?
更年期のイライラは、ホルモンバランスの変化が主な原因です。エストロゲンやプロゲステロンが急激に減少することで、感情をコントロールする神経伝達物質のバランスが崩れます。
さらに以下の要因がイライラを助長します:
- 睡眠不足:夜中に何度も目が覚めたり、朝早く目が覚めてしまったりする。
- ストレス:仕事や家庭での役割が増えるタイミングと重なる。
- 体調の変化:ホットフラッシュや倦怠感がストレスとなる。
私自身も、朝早く目が覚めることが多く、睡眠不足で余裕がなくなることがしばしばありました。でも、それをきっかけに新しいセルフケア習慣を取り入れることができたんです。
イライラに寄り添うセルフケアと考え方
更年期のイライラは、自分を責めず、少しずつラクにする工夫を取り入れることで、コントロールしやすくなります。
1. 好きな香りを持ち歩く
香りは心を整える力を持っています。私はお気に入りのアロマオイル(ローズマリーや柑橘系)を常にポーチに入れ、イライラしたときに手首につけて深呼吸をしています。お気に入りの香りに包まれると、不思議と気持ちが落ち着きます。
2. 一口チョコレートやハーブティで「ほっ」とする時間を作る
イライラを感じたら、一旦立ち止まり、甘いものや温かい飲み物で気持ちをリセットしましょう。私はダークチョコレートを一口食べたり、アールグレイティーを飲んだりしてリラックスしています。
3. 好きなことをする時間を持つ
趣味の時間を確保することで、心にゆとりが生まれます。私は朝早く目が覚めた時間を「自分の時間」として活用しています。静かな早朝に本を読んだり、ぼーっと瞑想したりすることで、1日の始まりが穏やかになります。
4. 食事でホルモンバランスを整える
- 大豆製品:豆乳や納豆などは、エストロゲンに似た働きをするイソフラボンが豊富です。
- 鉄分とビタミンC:ほうれん草やレモンを使った料理で疲れにくい体を作りましょう。
- ナッツ類やアボカド:良質な脂質を摂ることで、感情の安定に役立ちます。
5. 「ありがとう」を意識的に増やす
イライラしそうなとき、「ありがとう」と心の中でつぶやくだけで、感情の波が穏やかになります。
例えば、後輩が雑談で和ませてくれたこと、小さな家事を夫が手伝ってくれたこと、ちょっといいね!に目を向け、意識的に感謝してみましょう。
心の中でつぶやくだけなので、いつでもどこでもすぐにできます。どうしてもありがたいと思えない場面でも、呪文のように唱えるだけでOK。
毎日をご機嫌に!私からのメッセージ
更年期のイライラは、決して一人で抱え込まないでください。私も多くの失敗や涙を経験しながら、少しずつ自分のペースを取り戻してきました。
「完璧な自分」を目指す必要はありません。むしろ、「揺れ動く自分」も含めて抱きしめてあげることが大切です。自分を許してあげて。あなたのせいじゃない。ホルモンのせいだから。
そして、一つだけ覚えておいてください。あなたは一人じゃないということ。私たちは一緒にこの時期を乗り越えることができます。
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